ブログ初級者の方に向けて検索結果分析ツールをまとめました。
せっかく気合い入れてブログ記事を書いたのに、自分の記事の順位が上がらないし読まれません。どんな記事がトップになれるのかな?自分がどんな記事を書けば認められるのかを把握したい。
そんなお悩みをお持ちの方も多いと思います。
以前のわたしは好き勝手に記事を書いてきましたが、約1年間ブログを続けて月1万円以上稼げるようになるまでに苦労しました。
稼げるようになったのは、やはり現状の競合サイトやよく検索されるキーワードを調べることの大切さに気付いたからです。
今回はわたしの備忘録も兼ねて、本や専門家情報から得て実践中のものをまとめました。
SNSで宣伝して集客する方法ではなく、オーソドックスなやり方。ウェブでより多く検索してもらってブログに見てきてもらう方法です。
具体的にどうやってキーワードの整理や競合調査をするのか、まとめた内容をぜひご一読ください。

1.記事作成前にキーワードをさがす方法
記事作成前から適切な記事を書く戦いは始まっています。
まずは検索されるキーワード選定からです。その際に使うツールは以下の2つ。
- 関連キーワード取得ツール
- 連想類語辞典
誰もウェブで検索しないキーワードをブログ記事タイトルや文面に入れても、それはただの日記になってしまいます。
もちろん記事のオリジナリティーを生み出すためにはまだウェブに無い独自の情報を載せることが大切。
読者に読まれるために、以下のキーワード検索から始めましょう。
関連キーワード取得ツール
まずはじめに紹介するのは「関連キーワード取得ツール」です。
今回は「ワードプレス」というキーワードで記事を書きたいなと考えたとしましょう。このワードを例にとって、どれほどのものかを検索してみます。
検索窓に例として「ワードプレス」と入力すると、
- ワードプレス 使い方
- ワードプレス とは
のようにどんなキーワードがよく検索されているのかをひと目で把握することができます。

連想類語辞典
「連想類語辞典」は言いかえられるキーワードがありそうなときに使いましょう。
たとえば「パソコン」というワードで本当にいいかな、と調べてみると「PC」「パーソナルコンピューター」などと類語をもれなく確認することができます。

2.収集したキーワードを選別する方法
ここまででキーワードを多数抽出してきましたので、この中で実際に使うキーワードを選定します。
- キーワードプランナー
- Ubersuggest
- Google Trends
キーワードプランナー
調べてきたキーワードが実際に検索されるボリュームなのか、あるいは競合の強さを確認することができます。
先ほどの「ワードプレス」を入力した結果が以下の通りです。
キーワードプランナーでわかること
- 関連キーワード
- 月間平均検索ボリューム:1か月間の当該キーワードの検索ボリューム
- 競合性:広告出稿の競合分析結果。数値が高いほど競争が激しい。
- 広告の入札単価:ページに掲載された広告の単価実績(低価格帯~高価格帯)。数値が大きいほど価値あるキーワード。
月間1万~10万検索のものは競合が多くていきなり手を出しても競合に歯が立たないことが多いです。
月間1000~1万ぐらいの検索ボリュームのキーワードを狙いましょう。
その中でできれば競合性「中」「低」ですね。競合性「高」の場合はなかなか上位にいくことは難しい儲かるキーワードであることが多いです。
キーワードプランナーの登録のしかたの記事はこちらが詳しいです。何も知らなかったわたしでも使える状態になりました。

Ubersuggest
もしキーワードプランナーの登録が煩雑だな、という方におすすめなのはこの「Ubersuggest」です。
キーワードを検索窓に入力すると、月間の検索ボリュームなどを無料で確認することができます。
Ubersuggestでわかること
- ボリューム:1か月間の当該キーワードの検索ボリューム
- CPC:グーグル広告のクリック単価。一般的にクリック単価が高いほど、価値の高いキーワード。
- PD(優良難易度):優良検索の競合分析結果。数値が高いほど競争が激しい。
- SD(SEO難易度):オーガニック検索の競合分析結果。数値が高いほど競争が激しい。

Google Trends
キーワードプランナーかUbersuggestでキーワードを決めたら、念のため検索ボリュームの傾向をつかんでおきましょう。
そんな時に使えるツールがこの「google trends」です。
キーワード「ワードプレス」を例にとると、2004年からさかのぼってみても上昇傾向にあるキーワードだとわかります。
また年間を通して季節性のない安定したキーワードであることもわかりますね。

キーワードを探すときのポイント
ここで大事なポイントをお伝えします。
googleキーワードプランナー等で「競合性」の高さで価値あるキーワードを探すこともできますが、それが本当に商品の申し込みにつながるキーワードなのか直接判断することはできません。
そこで見つけたのがSEOの権威であるおおきさんの以下のツイート。
記事のリサーチで、
「ターゲット層がCV時に使う媒体」
のサジェストを調べよう。例えば転職ジャンルなら、
転職をする意欲のある人が使う媒体の検索サジェストKWはCVに近いので要確認。これらはGoogleキーワードツールには現れない。
物販ならAmazon楽天などターゲットの使う媒体で見ると良い。 pic.twitter.com/7iI1l8fqY5
— おおき/SEO/デジタルマーケティング (@ossan_mini) February 24, 2020
Amazonの検索窓、就職サイトの検索窓など、商品により近い検索結果が大切なようです。

3.記事を書くときに競合比較する方法
記事を書くときに便利なツールが以下の2つです。
- thruuu
- ヘッドラインチェッカー
thruuuu
こちらはSEOの権威であるおおきさんおすすめのツール「thruuu」です。
おおきさんのおすすめだけあって、豊富な競合情報を入手することができます。
検索上位ページの単語数、画像数、強調スニペット数などをささっと見たい時、
「スルー(thruuu)」
と言う無料SEOツールが便利。
表記は英語だが日本の検索結果(https://t.co/YeoyzOOSNZ)に対応済み。特にミドル〜ニッチなキーワードほど単語数や画像数で勝負しやすいため、
このツールは使える。 pic.twitter.com/dg2VyAPW86— おおき/SEO/デジタルマーケティング (@ossan_mini) November 6, 2019
実際に「ワードプレス」と入力してみて結果を確認してみました。
thruuuでわかること
- 検索トップ10の記事見出し(H1~H3)を抽出することができる
- 各記事の単語数
- コンテンツの更新期日
- 画像の数
簡単に比較することができ、独りよがりな記事構成からの脱却が図れますね。
TOP10までのデータまとめをエクセルファイルに出力することができるので、キーワードごとに整理するのもおすすめです。
ただしPC画面でしかうまく見られませんので、その点注意です。

ヘッドラインチェッカー
記事はスマホで書くからthruuuは使いにくいなあ、という方にはこのツール「ヘッドラインチェッカー」をおすすめします。
検索窓にキーワードを入力するだけで、検索トップ10の記事の見出しを得ることができます。

4.リライトするときに対象を絞る方法
記事を書いたら書きっぱなしではいけません。
定期的にグーグルからの評価をチェックして見直ししたり、訪れてくれたユーザーの行動を確認して見直していきましょう。
その際に必要なツールは以下の2つです。
- グーグルアナリティクス
- グーグルサーチコンソール
グーグルアナリティクス
グーグルアナリティクスに関しては、クロネさんの記事がおすすめです。
基本的な使い方が身につくでしょう。
クロネさんの記事から特に学べることは以下の3つです。
- 「サマリー」は前月・前年同期間と比較して、傾向を把握する
- 「リアルタイム」は「コンテンツ」を見て、読まれている記事をのばす
- 「ランディングページ」のユーザー行動を見て、滞在時間をのばす
といったアクションにつなげることができるはずです。
またおおきさんがおすすめするグーグルアナリティクスの使い方もお伝えしておきます。
ユーザーの情報需要は日々刻々と変化していて、
同じ一記事に対するユーザー行動の昔と今を比べてみると分かりやすい。Google Analytics > 行動
・直帰率
・平均セッション時間
・ページ/セッション数値が落ちた記事は、情報需要が変化したのか、古くなったのか…etcを調べると対策立てやすい。 pic.twitter.com/iZYtd2VOiu
— おおき/SEO/デジタルマーケティング (@ossan_mini) February 2, 2020
やはりただ漠然とデータを眺めても改善にはつながりません。意図を持った分析で、改善やリライトをはかっていきたいですね。

グーグルサーチコンソール
グーグルサーチコンソールに関しても、クロネさんが詳細説明をしてくれています。
- 「URL検査ツール」:Googleに記事更新を伝える(旧:Fetch as Google)
- 「検索パフォーマンス」:ブログ全体で検索上位のキーワードの確認
- 「検索パフォーマンス」:記事ごとの検索キーワードの確認
- 「リンク」:外部リンクの確認
まずはこれで確認していきましょう。
こちらもおおきさんおすすめの使い方があり、以下の通りです。
過去の検索順位などを比較して、Googleからの評価を推し量る手法です。
Google Search Consoleのデータが更新されたので、
そろそろ今回のコアアプデの影響を受けた(かも知れない)検索キーワードやページの特定が、GSCでも出来る様になった。↓分析例の手順としてはこんな感じ。
※CSVではなくエクセルで編集 pic.twitter.com/LkGhfX12lv— おおき/SEO/デジタルマーケティング (@ossan_mini) January 19, 2020
手動での作業とはなりますが、時々チェックする程度の更新頻度であれば無料でここまで解析することができるのです。

参考)もっと手軽に記事の順位分析をしたいときにはGRCがおすすめ
上記の通り、手動で順位分析を行うことができますが、それを自動で行ってくれるツール「検索順位チェックツール(GRC)」も便利です。
このツールだけ有料ですのでご注意。しかし9つのツールの手作業負荷を一気に下げられる優れもののため、紹介せざるを得ませんでした。
月額700円のスタンダードプランで5,000ものキーワードの動向を追うことができます。(月額375円のベーシックプランでは500ワードのため、通常の運営では足りないためです)
自サイトの順位と競合の順位を一括で取得できることから、競争の激しいワードで戦うには必須のツール。
まずは無料でソフトをダウンロードできますので気になる方はチェックしてみてください。
まとめ
「【厳選9つ】ブログのアクセスアップ方法とは?SEOキーワード分析ツールのおすすめ紹介」についてまとめてきました。
厳選したツールを活用し、アクセスアップに努めましょう。
-
ブログ初心者に必要なテクニックはSEOくんがすべて教えてくれた【20のコツ】
続きを見る