初級段階において悩ましい問題だと思い
当該国の状況を様々な観点で日頃から情報収集することが大切ですが、まずは各通貨の特徴を知ることで、そのスタートラインに立てるはず。
はじめから時間をかけて深く調べていく、というよりもまず初心者の

また為替に興味を持って頂き、FX自体に注目していただけるきっかけとなればう
クリックできるもくじ
通貨の強さはどう決まる?
主に金利、景気、貿易収支、政治体制、社会体制などから決まりま
たとえば、円に比べてドルの金利が上げ基調である、とわかれば米
各国の金利の状態や注目すべき指標などを把握していきましょう。
各国通貨の特徴を解説
ここからFXでよく登場する9か国の通貨を紹介します。(金利は2020年6月時点のデータを示します)
米ドル

アメリカ(ニューヨーク)
為替市場の中心となる通貨です。もっとも取引量が多く流動性が高
アメリカの経済指標で欠かせないのは雇用統計です。
またインフレ率と金利は連動しやすいので、注目する指標としてコ
<データ>
注目経済指標 | 雇用統計、コアPCEデフレーター |
---|---|
中央銀行 | FRB |
政策金利 | 2.50% |
要人 | FRB議長 |
円
円は日本人にもっともなじみ深い通貨です。
日本ではドル円がもっとも取り引きされています。円に関しては政府と中央銀行が一体となって円安への誘導している
また中央銀行のホームページに記載がありますが、インフレ率に2
日銀総裁の一挙手一投足に世界が注目しています。
<データ>
注目経済指標 | 消費者物価指数、貿易統計速報 |
---|---|
中央銀行 | 日本銀行 |
政策金利 | 0.10% |
要人 | 日銀総裁 |
ユーロ
2010年のギリシャショックで顕在化した債務危機から、物価や
為替市場でもっとも取引量が多いのはユーロ/米ドルですので、ユ
「HICP」というインフレ率やGDP、あとGDPの先行指標で
またEUという母体はあるものの加盟国ごとにインフレ率やGDP
<データ>
注目経済指標 | インフレ率、ユーロ圏購買担当者景気指数 |
---|---|
中央銀行 | ECB |
政策金利 | 0.00% |
要人 | ECB総裁 |
豪ドル

オーストラリア
過去は高金利通貨であったため、日本人に人気の通貨と言われてい
鉄鉱石の輸出などを主力とする資源国ですが、近年は資源価
<データ>
注目経済指標 | 鉄鉱石など資源価格 |
---|---|
中央銀行 | RBA |
政策金利 | 1.50% |
NZドル

ニュージーランド
豪ドルと並ぶ高金利通貨として人気がありましたが、最近は金利水
豪ドルと同様、資源価格に敏感であり、特に乳製品などの価格に注
<データ>
注目経済指標 | 乳製品など資源価格 |
---|---|
中央銀行 | RBNZ |
政策金利 | 1.75% |
英ポンド

イギリス
値動きが非常に大きく、「殺人通貨」との異名を持ちます。
要人の
過去5年間と10年間のデータ解析結果からも、9つの通貨の中での値動きは最大であ
<データ>
注目経済指標 | ネーションワイド住宅価格 |
---|---|
中央銀行 | BOE |
政策金利 | 0.75% |
スイスフラン

スイス(ジュネーブ)
スイスは過去、対ユーロで為替レートに下限を設定して無制限の介
それに乗じて下限値付近での取引量を増や
したがって以前より安全通貨としての地位は低下していますが、有
<データ>
注目経済指標 | 消費者物価指数 |
---|---|
中央銀行 | スイス国立銀行 |
政策金利 | -1.25% |
カナダドル

カナダ
カナダは経済も金融政策も、アメリカの後追いであることが多いで
アメリカが利上げをすれば、遅れて利上げする、という傾向にあり
また資源国通貨としての側面も持ちます。
<データ>
注目経済指標 | 雇用統計 |
---|---|
中央銀行 | BOC |
政策金利 | 1.75% |
南アフリカランド

南アフリカ
高金利が魅力的に見えますが、高いインフレ率、経常赤字、など苦
長期的に保有しているとインフレによる通貨価値の目減りのリスク
<データ>
注目経済指標 | 消費者物価指数 |
---|---|
政策金利 | 6.75% |
まとめ
ここまで各国通貨の特徴をまとめてきました。この知識を通貨の選定をする際の基礎としていただければ幸いです。